また来た!!!

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ちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・投げても投げても迫りくる恐怖、みたいな感じでしょうか。ところで最近においては、味の素などの比較的財務が健全で優良と思われる企業ですら希望退職に走っています。企業の間でブームでも起きているんじゃないかとすら思われますが、実際のところ当たらずとも遠からずと言ったところでしょうか。

なぜ最近において立て続けに希望退職の報道が続くかと言うと、要するに「日本企業は簡単にクビにすることができない」というところから来ているわけですね。追い詰められてからだとどうにもならないので、余力のあるうちに割増退職金を積んで去ってもらいましょうということです。会社側からは辞めさせることができないから。

そう考えると、従業員の雇用を守るためだったはずの終身雇用というものが足枷となって逆に守れなくなっているという状況になってきているわけですね。このタイミングで辞めても平気な人って別に終身雇用に守られる必要など全くない人達なので、終身雇用で守ってもらおうと思っていたのに遠巻きに終身雇用に足を引っ張られたみたいな状況になってしまっていてなんともいたたまれないわけです。

ただ、その一方で終身雇用というものに胡座をかいて世界的には相対的にどんどん競争力が落ちてきているわけでして、その結果として終身雇用が維持できなくなってしまったというのもまた事実なわけです。つまり、終身雇用に守らているからと高をくくって手を抜いたせいで終身雇用に足を引っ張られることになったとも考えられなくはないわけです。そうやって見てみると長期的な視点では終身雇用なんて制度はやっぱり最初から全く意味を成しておらず、自身は常に切磋琢磨しないとどこかで捨てられてしまうことになるわけです。

誤算だったのは、世の中の変化が当時想定していたよりも遥かに早かったということじゃないでしょうか。20年前の変化スピードのままであれば、おそらく今もまだ余裕で終身雇用という制度は耐えられたのだと思いますが、加速度的に変化する昨今においては陳腐化が激しすぎて想定より遥かに早く限界が来た、と言えるでしょう。

その一方で、別にこんなのは会社の制度に限ったことではなくて、例えばスポーツなんかでもそうなのですが、どんな分野であっても競争がある以上は手を抜いた時点で終了なわけですよね。なにかに守られてその地位を持つってのは現代においては幻想でしかないですね。