先日、ン十年ぶりにAOKIに行ってきました。幸いにして近くにAOKIありますから、行こうと思えばふらふらっと行くことができます。
実家にいたころは、同じように実家の近くにもAOKI(かつてのTORII)があって、スーツも含めて殆どの服をそこで購入していました。
いや、言うほどスーツ着ていませんでしたけど・・・
田舎だったし、服の選択というとMAC HOUSEとかイオンとかくらいしかありませんでしたが、別にそんなことは気にもなりませんでした、というか働いて得たお金はほとんど車に注ぎ込まれていました(笑)。そういえば、現在の妻と結婚する前に話していたときに「服にお金は使わないよ。ユニクロしか買わない。」と言ったら、「え〜信じられない」と言われたような記憶があります。当時はそんな地位だったユニクロも今では立派に高級ブランド(?!)の仲間入りです。
ただ単に日本人が貧乏になっただけだと思うけどね・・・
そんな中で(田舎にあるお店としては)AOKIはそこそこいいものを扱っていたと思っていました。当時にしてはTシャツで7,000〜8,000円(定価)って結構なお値段です。いや、今でもそのくらいの価格だと結構なものですが。割と気に入って買っていたのですが、ITバブルがはじけたあたりから扱うものが明確にしょっぱくなったのをはっきりと記憶しています。
そのあとしばらくして僕は意図せず(笑)松本へ転勤になります。扱うものがしょぼくなったのもありましたが、物理的にも必然的に実家近くのAOKIからは足が遠のくことになるわけです。それでも実家に帰ってきたときには顔を出すようにはしていたんですよ。お店の人と懇意にしていたわけですし。でも、それすらも店長(?)が転勤でいなくなってしまってからはさらに足が遠のき、とうとうお店に行くことはなくなってしまったわけです。
ちなみに松本にもAOKIはあったんですが、やっぱりお店の人と懇意にしているかしていないかってのは非常に重要なファクターでして、1〜2回しかお店には行かなかったような気がします。
ん・・・なんでこんな話をしているんだって?
弊社の株主の一人(一人って表現するの?)にAOKIがいまして、その関係で弊社社員は優待券をもらうことができます。で、その時にですね
「昔はAOKIよかったんだけどな〜・・・」
というようなことを言ったわけです。その時はそんなことを思っていたわけではないのですが、あとから考えてみると、これではまるで「今はダメダメ」みたいな意味に捉えることができるわけです。最近のお店の事情を見も知りもしないのに、さも全て知ったかのようにそんなことを言った自分を情けないなと思ったわけです。せっかく割引優待券をもらった(買うとは限らないけど)わけだし、反省の意味も込めてちょっと見に行ってみようと思ってン十年ぶりに店舗に行ってみたわけです。
実際に店舗を覗いてみると、商品の95%はスーツ関連(Yシャツなども含む)なのですが、ほんの少しだけリモートワーク用と称してカジュアルっぽい服も扱っていました。しかもこれがまたデザイナーブランド(っていうんかな?Produced by xxxみたいなの)でなかなかカッコぇぇ(笑)
ということで現状を知るためにふらふらっと店舗を覗きに行ったわけですが、いい感じの服だったし、今日から半額になっているんですという店員さんの甘い言葉に乗せられて買ってしまいました。
それにしても、今回のマークイズみなとみらいのセールとAOKIのセールで10着近く新しく購入したような気がします、ええ(笑)
なにやってんだよ、お前は・・・w
かくして、ン十年前のなんだか野暮ったい製品を扱っていたAOKIというイメージは今回の偵察により払拭されました。事件は現場で起きているんだ!じゃないですが、現場を見るというのはとても大切だなと改めて認識した次第です。