各種ジャンボ宝くじって予約購入ができるんですよ。読んで字のごとく、発売前に購入しますという予約を入れるわけです。ちなみに予約をすることによる特典はありません。
えっ・・・?
もう一度言いましょう。予約をしても何もいいことはありません。ここでいう「いいこと」というのは例えば5%くらい安くなったりとか、あるいは宝くじポイントが割増でもらえるとかといったような目に見える特典のことです。さらにそこに加えて、いいことがないだけならまだしも予約購入の場合はポイントの使用はできないというデメリットが付いてくるという始末。
さあ、ここまで読んだらきっとこう思うでしょう。「いやそれいったい何のためにあるの・・・?」と。その答えについては残念ながら僕も分かりません(笑)
いや待て!もしかしたら目に見えないいいことがあるのかも知れません。具体的には当選確率が上がるかも知れない。どういうロジックでそうなるのかは全く分からないがとにかくそんな気がしなくもない。
目に見えない特典なんて判断のしようがないけど、期待するのは自由だよねw
ということで予約購入で買ってみました。ええ、例によって福バラ100ってやつです。
スクリーンショットの予約は9月9日ですが、実際に宝くじが販売開始されたのは9月23日なので9月23日に購入のメールが来ています。これで当たったら今度からは予約購入を全推ししていきたいと思います。
まあきっとないけどなw
あ、いや、これで終わっちゃダメじゃん。そんなことが言いたいわけじゃないんだよ。最初から書いているんだけど、利用者に全くメリットのないシステムってどうして作られてしまうんだろうね。
もう何もメリットがないと決め込んでいるw
仮にこれが「予約しないと買えない」とかだと予約するメリットというのがあるわけです。ところが宝くじなんて予約しなくてもそこらじゅうで普通に買えます。予約することのメリットは少なくともこの点においては微塵もありません。
今回の例に限っては、それ(予約システム)があることによる不利益は特にない(ポイントは使えないですが)のでそんなに大きく問題になることでもないのですが、サービス設計をする際に重要なのは「これは本当に必要なのか?」とか「これを使うことでユーザーにはどのように便益をもたらすことができるのか」とかいう視点は必要不可欠です。日本のサービス設計ってそういうのが本当に弱い気がしてなりません。
自戒を込めて。