というと突然の死ジェネレーターですかね。
いや、今回のそれはこれではありません(笑)
グルーポンが9月28日に突然の日本市場撤退を発表しました。9月29日からは一切何も表示されていません。推測ですが、元々グルーポンジャパンに掲載されていたお店の8割くらいは飲食店だったので、コロナの影響でさっぱりクーポンが売れなくなったのでしょう。撤退やむなしと言ったところでしょうか。
僕も過去に数回使ったことがありますが、ごく一部を除いて基本的には微妙なものばかりでした。
例えば時間帯が制限されているクーポン、これはお店側からしたら御客のいない時間帯を埋めようという意図があるのは丸分かりですが、それにしても時間帯が微妙すぎてモヤモヤする。お店側も慈善事業ではないのでそのこと自体は問題はないのですが、それだったら普通にお店でその時間帯にその価格でお客さんを呼び込んだ方がいいんじゃないのかな?グルーポンに手数料払う分だけは浮くと思うんだけど、そんなに広告宣伝力強かったのかな・・・。
例えば50%オフクーポン、一見スゲーお得とか思えるのですが、おそらく内容量を減らされています。正規のコースと比較していないので分かりませんが、どう見てもこれは普通のコースメニューではありえねぇだろみたいな料理(例えば餃子1個とか)が出てきたりします(笑)。もちろんお店側も慈善事業ではないのは分かっていますが、仮にグルーポンで半額で集客するのが広告宣伝費だとしても悪手極まりないというか、お客側としては印象は最悪なわけでこんなものでリピートがあるとは全く思えないです。
でも極まれに正規メニューと変わらないものが半額で出てくるものもあったりして、おそらくそれは本当に広告宣伝費として赤字を被ってでも集客しようとしているのだと思います。
でもリピートしませんけどね・・・w
という、誰がどう考えても全く誰も得をしないシステム(手数料を取るグルーポンを除く)が構築されていたりしてですね・・・僕はこれを見たときからずっと疑問に思っていたのですよ。
いったいこれって何のために、誰のためにあるのだろうと。もっと専門的に言うと、これはどういうビジネスモデルなのだろうと。ちなみに答えは最後まで分かりませんでしたw 強いて言うなら
が最も回答に近いような気はします。
例えば、ある程度の人数に購入の意思を取って、一定数集まったら既定の割引をしたクーポンを配るとかならまだ分かるんですよ。一定の数量が出るから値引きをしても利益が出る、いわゆる大口購入の考え方であり、大口購入に至るだけの数量が出ないならそもそも値引きもしない。ちなみにその昔、ホリエモンがそのビジネスモデルで一瞬だけ半額東京というビジネスを展開していました。3ヶ月くらいでなくなりましたが・・・。
いつかどこかで読んだのですが、何やらグルーポンは売れるとグルーポンから入金があるらしく、まだ使えないのにお金だけが入ってくるという会計的には前受金ができるのが体力のない小規模飲食店にはいいんだ、みたいな記事を見た気がします。いや、よくねぇよそんなの完全な自転車操業やんけ!!!
よく分からない謎のビジネスに出会った時、この人たちはどうやって儲けようと考えているのだろうと分析してみるとおもしろいですよ。
余談
せっかくだからグルーポン撤退の記事でも探して貼り付けておこうと思って検索したらおせちの話題がいっぱい出てきてちょっと吹き出しましたw
そういえばそんなこともありましたね。で、なんであんなことが起きたかというのはここに全て書いてあるわけですよ。最初から営利事業として成立するわけがなかったのです。