マッハ新書ならぬマッハブログ(と言う名の落書き)

ただのポエムです。マッハでそれなりの文章を書くのが目的(訓練)なので、よほどのひどい誤字脱字でない限り推敲しません。

時間に対してお金を払うという意識がなさすぎる

何かを依頼する時に「急いでほしい」とか「すぐ欲しい」とか少なからずあることだとは思うんですよね。それ自体は仕方がないことだとは思いますが、そのことによって相手を必要以上に拘束するのであれば、その必要以上の拘束に対して対価を払うのは当たり前なわけです。でも、ずっと昔から見ているとどうにも日本にはそういう意識がなさすぎるんじゃないかとは常々感じるんですよね。

一般的には例えば1ヶ月でできる仕事があるとした場合、

・本来の業務をする1ヶ月

・何か問題が起きた時に対処する1ヶ月

・その他、自分の力ではどうにもならない不遇が発生したことに対する1ヶ月

で、3倍くらいは見込んだほうがよいというのが定説です。で、本当に何もなくて1ヶ月でできてしまったらそれは丸々会社の利益になるわけですよね。別に罪悪感も何も感じなくてよいですよ。なぜなら長い目で見たらそれを超えるくらい問題を起こすことだって多々ありえるわけですからね。全ての案件がそんなに理想通りいくわけがない。

本当なら1ヶ月でできると分かっていても、発注側は1ヶ月でできるよねなどと言ってはいけません。受ける側も当然リスクを考慮する必要があるので、リスクマネジメントの点から考えて「何も問題が起きなければ大丈夫」などという条件で引き受けることは絶対にできません。できませんが、それを可能にするのが「じゃあ割増しで費用を払います」という取引なんですよ。

実際に引き受けた先の処理が外注に振るのか残業で対応するのかはそんなことは引き受けた側のマネジメントの話なので知ったことではないですが、とにかく費用を割り増しで払うことで納期を短縮することは可能なわけです。なぜならお金を使って労働力を確保することができるからです。

さて、僕はなんでこんな話をしているのでしょう・・・。もちろんこの手のことに関わる非常にアホな案件を見てしまったからに他ならないわけですが。

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えぇっ?今からオリンピックで使うシステムを構築するんですか?あと何ヶ月くらいあると思います?

ちなみに僕はリクナビのアカウントがない、あ、残っていました!ログインして詳細を見てみたのですが、このような内容のようです。

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そして驚愕の給与は、なんと!!!

34万7900円!!!

なのですが、そんなことで驚くなかれ、なんと途中でどうも週休1日に減るっぽいような記述があります。

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あと、最後まで見ると?が10個くらい頭の中に浮かび上がるのですが

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これはいったいどういうことなんだ・・・?実態は雇用契約ではない(Uberのような個人事業主のような扱い)ということ?それにしては労災とかだけはあるってなんか変じゃね?

いずれにしても言えるのは、こんなくだらない労働条件しか出せないならオリンピックなんかさっさと止めちまえよってことですかね。あのオリンピックが決定してからボランティアでなんとかってのもたいがい胸糞悪かったのですが、日本人の労働に対する意識がこんな程度ってことなんでしょうね。