退職金と賞与の制度は滅ぼすべき

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そうですね、僕も昔から言っていましたが、退職金という後払い制度(あれは実は本来払うべき給与を後払いしているだけなんですよ)と賞与という制度をなくすことで圧倒的に転職しやすくなると思うんですよね。特に賞与なんて酷いもので、4月から9月までの査定を12月や1月に賞与としてもらうじゃないですか。そうするとその時点ではすでに評価期間を3〜4ヶ月経過してしまっているのであと2〜3ヶ月経てば・・・みたいなズルズルと続けさせる仕組みになっているわけですよ。でもある意味、辞めさせたくないという目的のもとに一番最初に考えた人は素晴らしいの一言しかないです。

本来の賞与は想定よりも大幅に利益が出たときに損金扱いとして従業員に還元して法人税を抑えるために払うものですよね。赤字になってまで払うようなものではありませんが、日本企業の給与体系がそのように刷り込まれてしまっているから今更止めるに止められないというどツボに陥っているわけです。

そういえば僕の前職のジャパンディスプレイは、そのまたさらに前身としてソニーモバイルディスプレイ、東芝モバイルディスプレイ、そして後から加わった日立ディスプレイがあったのですが、そのうちソニーモバイルディスプレイ(僕がいたところ)は確定給付年金はなく、確定拠出年金しかありませんでした。時代の流れ的には僕はそれでいいと思っていたのでそのことについては全く何も思っていなかったのですが、三社が合併してジャパンディスプレイができてしばらくしたころ重大発表があったのです。

な、なんと!

確定給付年金を復活させる!

ということだったのです。しかも、給付年金のあった東芝ディスプレイと日立ディスプレイは新しい給付年金に移管できるというのです。ソニーモバイルディスプレイの人たちは給付年金はなかったので0からの再積立です。

この話を聞いたとき、僕は「あ〜、ダメだこりゃ・・・」と思ったのをよく覚えています。せっかくソニーモバイルディスプレイで給付年金をバッサリ切ったのにまた元に戻すのかよ、アホじゃないのかこいつらとしか思えませんでした。

ところで退職金の詳細制度って知っていますか?企業によって差はあると思いますが、大企業の場合は退職金で積み立てたお金には仮想利率○%で利子がついて増えていくという制度になっているんですよ。だいたい3%くらいが相場で、儲かっている企業なら5%くらいついているところもあるかも知れません。

・・・はっ?

・・・えっ?

って思いませんでしたか?今の民間銀行の普通預金の利子率が何%か知っていますか?大手三行だと0.001%です。それが仮想利率だと3%ですよ。なんと、民間銀行の3000倍の利率です。すごいですよね、どこからその仮想利率分の利益を出すんですかね?

さらに大企業によっては企業年金というのもあって、長期間勤続(だいたい25年くらい)した人は企業から年金のように毎月お金を受け取れるというのもあります。ソニーモバイルディスプレイの前身だったエプソンにはその制度があって、20年勤続した人は60歳を過ぎると企業から年金が毎月もらえます。もちろんその企業がその時にまだ存在していれば、ですけどね。確か三洋電機にも同じ制度があったと思いますが、残念ながらもう存在していませんよね・・・。(注:僕は三洋電機の社員ではありませんでした)

中小企業はおそらくそういうものは一切ないと思いますし、きっと退職金にも仮想利率なんて制度はないと思います。こういう話を聞いてしまうと大企業ってすごいよね、みんなが大企業を目指す理由がなんとなく分かるよ、とも思うのですが、残念ながらいよいよこのメチャクチャな制度に大企業自身が耐えられなくなってきているわけです。

もうあと数年もすれば激動の世界がやってきそうな気がします。僕はその時までにリタイアを目指そうと思っています(笑)。