マッハ新書ならぬマッハブログ(と言う名の落書き)

ただのポエムです。マッハでそれなりの文章を書くのが目的(訓練)なので、よほどのひどい誤字脱字でない限り推敲しません。

様々なパラダイムシフトが予見される中で…

世界が変わろうとしている

最初に断っておきますが、未来のことなんてのは誰にも分かりません。未来が分かるなら宝くじでも当てて働いていませんよ!!!

ドラえもんにそんなネタがあった気がするw

母親が昔話をするときによく出てきたのが「アイスキャンデーを自転車で売りに来る人がいてね。1個5円だったんだよ。」という話で、何度も聞いたのかは定かではないですが割と鮮明に覚えています。

1950年生まれなので、だいたい1960年前後でしょうか。今からだいたい60年くらい前の話です。60年前はアイスキャンデーが5円だったんですよ!え?そんなの当たり前だって?何が当たり前なのでしょうか?

等価の商品がなんなのかは分からないのですが、仮にガリガリ君だとしましょう。2023年のガリガリ君(アイスキャンデー)の価格は76円です。60年前の25倍の価格です。経済成長に伴ってなのか、はたまたその他の理由によるものなのかは分かりませんが、60年前に比べて5円の通貨価値は25分の1になってしまいました。一般的にはインフレというやつです。信用創造に伴う経済規模拡大のインフレなので別に悪いことでもなんでもありません。

日本の物価指数は長い間横ばいを続けていました。100円で売っているものは永遠に100円で買えると誰もが思っていましたが、2023年になってとうとうその鉄則が崩れてしまいました。信用創造に伴う通貨価値下落なのかは僕の知ったことではないですが、60年前から現在にかけて起きた物価スライドがまた起きようとしているのではないかというのはなんとなく肌で感じるのではないでしょうか。おそらくもう二度とたまごが100円で買えることはないと思います。

こういう話をするとみんな悲観するんですが、現在の金持ち(ただし無知に限る)が金持ちでなくなるという千載一遇のチャンスでもあるわけです。だって、そいつが現金でしか資産を持っていなければどんどん資産が目減りすることになるわけですから。もっとも、真の金持ちってのはだいたい金融リテラシーが高くて通貨価値が目減りすると分かっているなら不動産とか株とかで持つんですけどね。

脱落するのはにわかってことです、ええw

一応、最初に言ったことをもう一度繰り返しますが、未来のことなんて誰にも分かりません。ただ、なんとなくそんな気配を感じる気がするだけです。

少子化問題

日本を語る上でもう一つやたらめったら話題になるのが少子化です。たしかに子供の数は年々減っていますが、個人的には地球そのものがもう限界だと思うのでここらへんで減らす方向に舵を切る決断を国連かどこかがするべきだろうなと思います。このまま人口が増え続けたらますます平均気温も上がり、気温が上がることで食糧が確保できなくなり、最後には食べ物を奪い合う戦争にしかなりません。

ま、そんなことはどうでもよくて(たぶんそんな決断は誰にもできないから人類は滅びるしかない)、なぜ少子化がよくないのかというと、医療の発達した現代では寿命が伸びて老人がやたら増えてしまい、社会保障として支えきれないからだというのが通説です。

正直、僕もずっとそう思っていました。これを是正するには国民皆保険は65歳までで、それ以降は金のあるやつだけが医療を受けられるようにするしかないと思っていました。え?お前はどうするんだって?だって結局のところ、70歳とか80歳とかってGDPとしては何も貢献できない、ただのお荷物なんだから救いの手がなくたってしょうがないよねと思っています。

実際、自分がその立場になったらたぶんそれは受け入れると思います。

米国の有名な統計にプライムエイジの労働参加率というのがあります。日本ではこのプライムエイジという考え方は採用していないようなのですが、要するに働き盛りである25歳〜54歳の年齢の人たちがどれだけ労働しているかの割合です。言うまでもないですが、この層はGDP寄与率は高いです。

おい、55歳からは働き盛りじゃないのかよ!!!ってツッコミを入れたくなりますが、きっとアメリカではそうなんじゃないのかなぁ…いや、アメリカの事情は分かりませんがGDP寄与率が低くなるんじゃないでしょうか…。

一方で、なぜ70歳とか80歳だとお荷物扱いになるのでしょうか。それはおそらく現在の世の中にいるその年齢層の人たちを見ていると肌で(直感で)そう感じられるからでしょう。まあ概ね当たっているのだと思います。なぜならば彼らはパソコンも使えなければスマートフォンも満足に使いこなせないからです。

ここまで書いてピンときた人もいるのではないでしょうか。おそらくこの少子化問題パラダイムシフトが起きようとしています。この先、パソコンを使える人やスマートフォンを使いこなせる人たちが同じ70歳や80歳になったとき、彼らはGDPに寄与できる可能性が高いのです。

先ほどのプライムエイジの話でいうと、働き盛りと定義される年齢の幅が広がる可能性があるわけです。現代は年金暮らしの(=GDPに寄与できない)老人を若者が3〜4人かけて支える世の中ですが、プライムエイジの幅が広がることでこの比率が改善する可能性が大いにあるわけです。

あ、一応お約束で言っておきますが別に僕は働きたいわけではないですよ。むしろ今すぐ働きたくないでございます!!!

コロナ鍋(なべ)を経て、その前後で恐ろしいくらい世の中が変わってしまうかも知らない。そんな途中経過の中に僕らはいる…のかもしれません。

大事なことなのでもう一度繰り返しますが、未来のことなんて誰にも分かりません。ただ、なんとなくそんな気配を感じる気がするだけです。