バーガーキングは2月のプレミアムフライデーでこんなことをやっていました。普通に読むと買った人を小馬鹿にしているような文面ですが、読んでみると実に深い訴えかけをしていることに気が付きます。
え?気が付かない?それはちょっとアレですかね・・・。
もうプレミアムフライデーってすでに死語になりつつあるのですが覚えていますか?
元々は政府主導で始まった「毎月最後の金曜日は早く帰って消費を増やそう」ってな感じの趣旨のものだったと思います。いつ始まったかまでは覚えていないのですが、もう2年以上は経過していると思います。
ええ、もう2年以上は経過しているんですよね。でも未だ根付いている様子は全くありません。そりゃたしかに月末の金曜日なんて経理的には月締めだしそんなことやってられるわけねーだろふざけんなとか言い分はいっぱいあるとは思います。もちろんそういう言い分は理解できますし、そうじゃない人がそういう人たちを尻目に自分だけ午後の早い時間帯からお酒を飲んでいたら少なからず反感を買うことも容易に想像できて、みんな一緒でみんないい(違うやつの存在は許さないという意味も多分に含む)という意味の分からない規律を是とする日本人にはおおよそ似つかわしくない催しだというのもまあ分かります。
そんな日本人を揶揄したのが「きっと名前だけプレミアム」で「いつもと変わらない金曜日」なんですよね。だから「名前だけプレミアム」で「いつもと変わらないワッパー」と思いっきり皮肉を込めているわけですね。
みんな、こういうのをもう少し真摯に受け止められるように感受性を高めたほうがいいんじゃないかと思うわけです。何が言いたいかと言うと、現状を変えたいと思うのであれば自分がやらなければいけない、自分がやるしかないわけです。例え誰も続いてくれなくたって。
このプレミアムフライデーは政府が言い出したことだから別にやらなくたって何も起きないかも知れないですが、もしこれが会社であれば「プレミアムフライデーを実施せよ」という会社命令に対して「でも業務がありすぎてできません」とか「みんなの目が気になって無理です」とか答えたら無能扱いで即行クビですよね。それをなんとかするのがあなたの使命でしょう、と。
たとえ誰も後を付いてこなかったとしても自分が率先してやらなければ永遠に何も変わることはない。鶏口となるも牛後となるなかれ。僕が大好きなことわざです。
ということで来月あたりからは会社を挙げて何かやってみますかね(笑)