相変わらずコロナウィルスが猛威を振るっております。飲食店は閑古鳥状態が続き、このままだと個人経営のお店は全滅するのではないかとも言われております。
日本はバブルが崩壊して以来、ず~っとデフレ(デフレーション)です。なに?景気がよくなったんじゃないかって?あなたの給料上がりましたか?物価だけはなぜか(ちゃんと理由はあります)上がっていますが、インフレーションによる物価上昇というよりはどちらかというとスタグフレーション寄りの物価上昇ですよね。なので相対的にどんどん国が貧乏になっていると感じるわけです。
で、そんな状態なわけですから当然みんなカツカツで企業活動していたりします。何かあった時のバッファというものがないんですよね。ないというか持てないわけです。それでもいいやと思ってみんな今までやってきたんでしょうね。ちなみに仮にカツカツでなんとかやっていけて何も起きなくても40年くらいするとボロくなった建物などの更新ができなくて詰みます。
そういう状態だと後継者も現れないんですよ、なぜならものすごい負債になるから・・・。
ところがここにきて、その「何か」であるコロナウィルスがやってきてしまいました。何十年もデフレが続いてずっと余裕のないカツカツの活動を続けてきたところにトドメを差しに来たと言わんばかりの登場です。
結局のところ、コロナウィルスで廃業を余儀なくされた飲食店ってのは、コロナウィルスが悪いわけではなく、ずっとデフレを放置していた国の失策なわけです。こんなのは個人の家庭でも同じわけで、預貯金が全くなかったら大病を患ったり誰かが結婚した(ご祝儀が出せない)時点でゲームオーバーじゃないですか。
ご祝儀は出さないという手もありますけど、それはそれで社会的にゲームオーバーですよね・・・w
だから世の中の経営者はもっとこの事実を非難すべきだと思うわけです。いい加減に本気でデフレを終わらせるような政策を考えろと。
このパラダイムシフトを契機としてぜひみんなで考えていきたいものです。