ちょっと前にこんなのが話題になりました。
スーパーコンピューター富岳で飛沫のシミュレーションをするというものです。スパコンってそんなくだらないことしかやることないのかよとかいうツッコミはともかく、見ている人に強烈なインパクトを与えたのではないかと思われます。
まあ、知らないほうがいいことなんて世の中にはいっぱいあるけどね
で、さらについ先日、さらにマスクの種類によって差があるなんてものまで出してきやがりました。これですね。
あ、引用している記事が古いな・・・まあ別に引用している内容自体はどうでもいいのでこのままにしておきます(笑)
このシミュレーション結果を世間一般が受け止めて、早くも世の中は不織布マスク以外は不可みたいな流れになってきているようです。それにしても、こういう「俺は世の中のためにすごいことをやっている」と思っている人の勘違い感が毎度毎度すごすぎてそろそろ人類は一度滅んだほうがいいんじゃないかとすら思えてきますね。
シミュレーションは所詮シミュレーションです。単一の事象に対しては正しい可能性は非常に高いですが、それは必ずしも事実(現実の運用)に即しているわけではないのです。布マスクやウレタンマスクだと飛沫が防げないって、今のご時世でどこに街中で咳をゲホゲホまき散らしている輩がいるんですか?家を一歩出たらありとあらゆるところで他人の咳が飛び交っていて、それを巧妙にかわしながら買い物を成功させるみたいなゲームでも行われているのでしょうか?(笑)
たけしの挑戦状並みに理不尽なゲームになりそうな予感w
実際に咳をまき散らした時には上記のシミュレーションは正しいんでしょうが、現実にはそんな光景はまず見かけませんし、一度や二度くらいで何かが起きるとも思えません。
いや、だから家の外は咳の嵐でまみれているんかよw
要するにシミュレーションとはこういうことなんですよね。
30階建ての建物から落ちると人間は100%死んでしまうというシミュレーション結果が出ました。なので、建物は高くても最大で3階までにしておくべきです。そうすれば死なずに済む可能性が高まります。
おそらくこのシミュレーションは正しいと思います。正しいですが・・・、で?って感じですよね。今の日本では30階建ての建物から1日1000人くらい落下するんでしょうか?しませんよね。現実に即していないシミュレーションはシミュレーションの結果が正しかろうがなんだろうが意味がないのです。知識としては役に立ちますが、そんなことをいちいち真に受ける必要はありません。
本来あるべき(=国民のためを思った)報道としては、「シミュレーションではこのような結果になりましたが、現実の日常ではそこまで咳が溢れているわけではないのであまり気にする必要はありません」というべきなのでしょうが、不安を煽りたいだけのアホのマスゴミにそれを求めるのは残念ながら難しそうです。