マッハ新書ならぬマッハブログ(と言う名の落書き)

ただのポエムです。マッハでそれなりの文章を書くのが目的(訓練)なので、よほどのひどい誤字脱字でない限り推敲しません。

齢12歳にして挫折を味わう

今日は横浜市立公立中学校(中高一貫)の合格発表でした。うちの娘は2つある横浜市立公立中高一貫校の難しいほうであるサイエンスフロンティアを受験したのですが、表題からも分かるように不合格でした。厳密なことを言えばまだ補欠合格の可能性が全くないわけではないのですが、そんなものにすがるのは宝くじに当たらないと破産してしまうのと同義なくらい破綻しているので、家族全員すでにダメだったという認識です。

www.edu.city.yokohama.lg.jp

ホームページもあって、誰でも入学試験の状況などは見ることができるわけですが、

f:id:yoshihiro0709:20210211001456p:plain

7倍とかすごくないですか?7人に一人しか受からないんですよ。7人中6人が泣きを見るんですよ。中学生にも満たない子供が。圧倒的に挫折を味わう人数のほうが多いわけで、あえてこんなところに突っ込んでいって再起不能になるなら最初から関わらないという選択肢もあって然るべきだとは思います。

戦わないという選択も時には重要なのです

今回ダメだったことについては、

人生なんてうまくいかないことのほうが多いんだよ。大事なのはうまくいかなかった時にどうするか、なんだよね。今回、受験はダメだったけれど、別に受験がダメだったからと言って死ぬわけじゃない。ダメだったことはもうどうしようもないから、じゃあ次はどうしようか、どうすれば最終的に自分がやりたいことにたどり着けるかを考えることが大切なんだよ。手段は一つじゃないからね。

ということだけを言いました。まさか12歳の子供にこんなことを言うとは思ってもいませんでしたが、それなりに趣旨は理解はできたようです。ちなみに僕は今回の受験に関しては一切何も言っておりません。「何も」というのは「勉強しろ」とか「受験していい学校に」とかそういった類のことです。この受験(および塾)は全て本人の意思でやったことなんですよ。当事者にやる気がなければ意味がないですから。

誰かに奮起してもらうという人もいないわけではないんですがね・・・。

ところで僕が挫折というものを初めて味わったのはいったいいつだったか・・・というのを振り返ってみたのですが、決定的なのはやはり大学入試でした。

過去に何度か書いたことがあるかも知れませんが、僕は基本的に勉強なんてものが大嫌いでして、大学受験が控えているにもかかわらずストリートファイター2に大ハマりしてゲーセン巡りをしていたくらいです(笑)

それでもそこそこの点数が取れていたこともあって、進学の志望校を聞かれたときに「名古屋工業大学(名工大)」と言ったら「お前には無理だ」と言われたんですよね。ちなみになぜ名工大と言ったかと言うと、仲のよい一つ上の人が名工大に受かったので自分も行きたかったんですよね。ということもあって、そんなのやってみないと分からないとごり押しして受験したのですが、一番得意なはずの数学から難しすぎて全く解けなくて心臓バクバク冷や汗タラタラ状態でした。あまりにできなさすぎてお昼ご飯のお弁当が全くのどを通らなかったのを今でも覚えています。あれが僕の人生における初めての挫折だったので、僕が挫折というものを味わったのは18歳と(娘と比べると)ずいぶん遅かったわけです。

ちなみに当時の名工大は名大や東大よりも難題を出すというので割と有名でした。今はどうなのかは分かりませんが・・・。

別に今回のことを喜ぶわけでもなんでもないのですが、挫折は早いうちに味わうことで色々と考え方が変わるので、いいきっかけなんじゃないかと思っています。一番ヤバいのは挫折らしい挫折を一度も体験せずに40~50歳になってしまうことで、そのままうまく逃げきれればいいのですが、その年齢で初めて挫折を味わうと再起不能になるケースというのも決して珍しくはないですし。

いや、もんのすごくいいことを書いているように見えますが、挫折なんて味わわないに越したことはないんですけどねw